床材は部屋に占める割合が広いため、部屋の印象を大きく左右する部分です。そのため、新築やリフォームをする際に、どのような床材にするか迷われる方も多いかと思います。
そこで今回は、代表的な床材の種類と場所別の床材の選び方についてご紹介します。床材選びでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
代表的な床材の種類
代表的な床材は「無垢フローリング」「複合フローリング」「タイル」「カーペット」「クッションフロア」「畳」の6種類があります。まずは、それぞれの床材の特徴についてご紹介します。
無垢フローリング
無垢フローリングは、単層フローリングとも呼ばれ、100%天然木を使用した素材です。木目の柔らかい肌触りを感じることができ、年を経るにつれて色合いや木目の変化を楽しめることが魅力です。また、樹種によって異なりますが、一般的に空気を多く含んでいるため保温性や断熱性に優れていることが特徴です。
複合フローリング
複合（複層）フローリングとは、合板や集成材などの基材の表面に化粧材を貼り合わせたものです。無垢フローリングに比べて、反りや膨張・伸縮が起きにくく、メンテナンスが楽なことが特徴です。また、表面の単板の種類や塗装によって、ホワイトやダークカラー、大理石調やタイル調などさまざまなカラーやデザインから選ぶことができます。
タイル
タイルは陶器製の板で、耐傷性が高く、掃除も簡単にできることが特徴です。1枚1枚を並べて設置するため、オリジナリティの高い床に仕上げられます。ただし、硬くて冷たいため、玄関や土間で使われることが多いです。また、滑りやすい素材のため、設置する場所によっては滑りづらい加工が施されているもの選ぶようにしましょう。
カーペット
カーペットはウール・ナイロン・アクリルなどの繊維素材でできているため、足触りが柔らかく、フローリングと比べて滑りにくいことが特徴です。また、さまざまな素材やサイズ、カラーバリエーションが豊富で、自分好みの製品を選ぶことができます。
クッションフロア
クッションフロアとは、塩化ビニールを用いたロールシート状の製品です。耐水性・防水性に優れていることが特徴で、汚れや水も簡単に拭き取ることができ、施工が簡単なので費用が安いことが特徴です。
畳
畳は昔からある日本伝統の床材です。い草特有の香りで気持ちがやすらぐ方も多いと思います。また、調湿効果もあるため部屋の湿度を快適に保ってくれて、転倒してもケガをしにくいなどのメリットがあります。
【場所別】床材の選び方
ここからは、場所別の床材の選び方についてご紹介します。
リビングにおすすめの床材
リビングは家の中で最も面積が広く、家族みんながくつろぐ場所のため、床材選びも重要です。リビングの床材としては、掃除のしやすさやデザイン性の豊富さからフローリングが多く使われています。
しかし、小さなお子さんがいる家庭で、フローリングの硬さが気になる場合は、部分的にカーペットを敷く方法もおすすめです。床全体をカーペットにするよりも、赤ちゃんが座ったり遊んだりするスペースだけにカーペットを敷けば洗濯もできて清潔に保つことができます。
寝室におすすめの床材
寝室は一般的に温かみを感じられる木材の肌触りや、掃除のしやすさからフローリングが選ばれることが多いです。しかし、フローリングだと裸足で歩くとどうしてもヒヤッとしてしまいます。
そんな方には、カーペットもおすすめです。カーペットは断熱効果が高く、裸足で歩いても冷たく感じません。また、防音性にも優れており、落ち着いた色味のものを選べばリラックスした空間を作ることができます。
水回りにおすすめの床材
洗面所やキッチン、トイレなど、床に水が落ちやすい場所は耐水性に優れたものを選びましょう。水回りに向く床材としては、耐水性と掃除のしやすさからクッションフロアがおすすめです。色柄のバリエーションも豊富にあるため、好みに合わせてデザインを選ぶこともできます。また、臭いや湿気がこもりやすい場所であるトイレや洗面所は、調湿機能や消臭機能がついた床材もおすすめです。
まとめ
今回は代表的な床材の種類と場所別の床材の選び方についてご紹介しました。
床材はついつい見た目で選んでしまいがちですが、お手入れのしやすさ、機能性、コストなどを考慮して選ぶことが大切です。また、家の中の場所によっても適した床材は異なります。それぞれの部屋や空間がより快適になるよう、最適な床材を見つけてみてください。
柏木工務店では、新築・一戸建てだけでなく、リフォームも承っている工務店です。また、伝統の匠の技を活かしつつ、最先端の技術を取り入れこだわりの施工を心がけております。お客様一人ひとりに合わせたプランを提案しておりますので、新築やリフォームを検討中の方は「株式会社柏木工務店」にお気軽にご相談ください。
